「ウィンドウズ95」が発売されてもう25年
「ドス(DOS)が走るって、どこを走っているんだ……」
そんな会話が交わされていたのは、もう25年も前のことです。
【調査】まだ「ウィンドウズ10」に更新していない人、いったい何割いる?
先日「ウィンドウズ7」のサポートが終了し、まだアップデートをしていない人たちが大わらわになりました。ウィンドウズ7が発売されたのは2009(平成21)年。ついこの間と思っていましたが、時間が流れるのは早いものです。
ウィンドウズはいわずとしれた、パソコンの「OS」です。しかし、パソコンが一般に普及するきっかけとなった「ウィンドウズ95」が1995(平成7)年に発売された頃は、まだ「OS」という言葉がまったく普及していませんでした。当時は「基本ソフト」という表記が新聞記事などで使われていました。
ウィンドウズが世界標準となる流れは、ウィンドウズ95の前身である1990年発売の「ウィンドウズ3.0」と、その後継「ウィンドウズ3.1」によって既に達成されていました。しかしこれをよしとせず、抵抗を試みるパソコンメーカーもありました。
1995年初頭、すでにウィンドウズ95の発売がアナウンスされている中で、IBMはウィンドウズ95よりも早い3月に「OS/2ワープ」を発表。
ウィンドウズは既に「世界標準」ともいえるシェアとなっていましたが、まだ評価が高まっていない混乱した時期で、NECと東芝はウィンドウズとワープの両方に対応する機種を発表。富士通やコンパック(現ヒューレット・パッカード)はウィンドウズ対応のみに絞るなど混乱が見られました。
「遊び道具としては高すぎる」という誤解
IBMは、自社の一般向けパソコン・Aptivaシリーズにワープをバンドル(別の商品を組み合わせて、一式にして販売すること)。さらに当時大人気だった山口智子の出演するテレビCMで「DOSも走る、ウィンドウズも走る。OS/2なら一緒に走る」という言葉を繰り返しました。
既にパソコンに通じている人たちはどちらを選ぶか、ウィンドウズ95が発売されるまで待ちの姿勢。ワープロ程度しか触ったことのない大多数の人は、「走る」の概念を理解できなかったのです。
そう、多くの人はまだパソコンを触ったことなどありませんでした。電源をオンにすれば、文字を打つことができる理解しやすいワープロに対して、パソコンはハードルの高いものでした。
「なんで、本体を買った後に『ソフト』を買わなきゃならないのか」
「遊び道具としては高すぎる」
そんな会話も当たり前でした。
また、パソコンを「家庭用テレビゲーム機の延長にあるもの」と思っている人は、「使うには専門的な勉強が必要だ」と恐れていたのです。
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