ワークアウト女子にとって、アーモンドミルクやヘンプミルクが必需品であるのは間違いない!
【写真】牛乳、豆乳、ココナッツミルク…自分に合ったタイプが分かる、究極のミルクガイド!
しかし全米酪農会議では、牛乳の抗肥満作用を分析した研究結果により、体重を落とすため、もしくは今の体型を維持するために、乳製品を植物性の代替ミルクに切り替える必要はないという見解を表明している。
ミルクの種類の選択肢に関しては、(全米酪農会議なので)公平な議論ではないが、著名な栄養科学者も言うように、朝のラテを作るときには牛乳を取り入れるように再検討すべき理由があるという。
英バース大学の代謝と栄養の専門家であるハビエル・ゴンサレス医師の見解によると、牛乳のカロリーや脂質の含有量ばかりを考慮するのではなく、私たちの体の構成要素に影響するユニークな栄養素を摂取することに重点を置くべきとのこと。
それは、カルシウム。植物性の代替ミルクより、牛乳のほうがカルシウムの含有量は多い。
カルシウムは、爪に白い斑点ができるのを防いだり、丈夫な歯を保つうえで必要なミネラル。しかし、ゴンサレス医師が指摘するように、よく見落とされがちだけど、カルシウムには脂肪をつきにくくする働きもあるという。
栄養情報専門誌『Nutrition Resource』に掲載された研究によると、カルシウム不足は体重増加と関連付けられている。
興味深いことに、カルシウムには食欲を調節する役割を担っている。なぜならカルシウムは、食欲を抑制する「GLP-1」と呼ばれる消化管ホルモンの分泌に影響を与えるから。
ゴンサレス医師が言うように、カロリーの総摂取量は同じでも、カルシウムの摂取量が多ければ多いほど、消化管ホルモンによる食欲を抑える効果は高くなることが証明されているそう。
最後に、カルシウムは、腸内で吸収される脂肪の量を減らす働きもあるという。カルシウムを1000mg含むサプリメントを摂取すると、脂肪の排出量が5g(1日45kcalに相当する)増えることが明らかになったそう。大した量ではないとゴンサレス医師も認めているが、さらに研究を進めると、長期的に著しい結果をもたらすことが証明できると推測している。
ところで、あなたのカルシウムの血中濃度は? 恐らく、あまり良くないのでは? インペリアル・カレッジ・ロンドンの管理栄養士、スザンヌ・バー医師が言うには、ほとんどの若い女性がカルシウムを十分に摂取できていないという。
カルシウムが強化された代替ミルクもあるけれど、バー医師いわく、牛乳に含まれるカルシウムは体が利用しやすいので、最も消化吸収率が高いという。
結論は? 体重を落として体を引き締めたいのであれば、なおさら乳製品を避けるべきではない。あなたがヴィーガンや乳糖不耐症ならば? 代替ミルクにカルシウムが豊富に含まれているものを選んで。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
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February 22, 2020 at 07:01PM
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