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日経平均株価・マザーズ指数ともに、25日移動平均線を割らない限り「上昇トレンド」が継続! 特に“大型株”よりも新興市場を中心とした“小型株”が狙い目に! - ダイヤモンド・オンライン

 日経平均株価は、6月9日の2万3185.85円が「目先天井」となっていますが、6月15日につけた安値2万1529.83円までの1656.02円(7.14%)の下落で調整は一巡したようです

■日経平均株価チャート/日足・6カ月
日経平均株価チャート/日足・6カ月日経平均株価チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 6月15日の終値は前週末比774.53円安の2万1530.95円と、5日移動平均線(15日現在2万2505.06円)を下回っていました。しかしながら、翌16日は前日比1051.26円高の2万2582.21円と大幅反発して、5日移動平均線(16日現在2万2403.30円)をあっさりと上回りました。また、25日移動平均線に関しても、大きく上回って推移しています。

 とにかく日本株に関しては、日経平均株価が25日移動平均線(22日現在2万1990.77円)を上回り続けている限り、3月19日の1万6358.19円を起点にしたリバウンド相場は継続しているとの前提で積極的に市場参加するべきです

ハイリスク・ハイリターンを好む「巣ごもり投資家」が急増したことで、
今後は「大型株」よりも「小型株」に資金が流入!

 ところで6月22日、東証マザーズ指数は5日続伸し、前週末比13.39ポイント(1.28%)高の1056.47ポイントと、2018年10月以来、約1年8カ月ぶりの高値を付けました。また、日経ジャスダック平均株価も5日続伸し、同12.75円(0.37%)高の3504.24円と、2月26日以来、約4カ月ぶりの高値を付けました。このように足元では新興市場が堅調です

■東証マザーズ指数チャート/日足・6カ月
東証マザーズ指数チャート/日足・6カ月東証マザーズ指数チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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■日経ジャスダック平均株価チャート/日足・6カ月
日経ジャスダック平均株価チャート/日足・6カ月日経ジャスダック平均株価チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 この上昇の主因は、世界的な「巣ごもり投資家」の急増でしょう。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛を余儀なくされているため、彼らは自宅からスマートフォンを使って株式を売買します。その元手は休業補償や給付金のようです。

 米国では、株式取引アプリ「ロビンフッド」を利用する若者、いわゆる「ロビンフッダー(ロビンフッド経由の株式保有者を)」が急増しています。なお、ロビンフッドは、米国のフィンテック企業、および同社が提供する証券取引アプリの名称で、証券取引手数料がゼロというのが最大の特徴となっています。

 一方、日本でもネット証券の口座開設が急増しています。具体的には、ネット証券大手5社の新規口座開設数は、新型コロナ前の昨年12月は12万件でしたが、今年5月には18万件に増加しているそうです。

 多くの巣ごもり投資家は、暇つぶし感覚で、また自宅に居ながら簡単に臨時収入を得らえる手っ取り早い手段として、株式売買を繰り返しているのでしょう。ですが、動機がどうであれ、世界で個人投資家が急増していることは、投資家の裾野が広がっているという点で株式市場にとってポジティブ材料です

 多くの米国のロビンフッダーもそうでしょうが、投資資金が少なく、パチンコや競馬などと同じ「ギャンブル感覚」で株式投資を行う投資家の特徴は、「ハイリスク・ハイリターン」を好むということです。実際、彼らは経営破綻企業を含む低位株も積極的に売買します。これは日本の新規参入している資金が少額の個人投資家にも同様の傾向があると思います。そうなると、今後の東京株式市場では、大型株よりも新興市場を中心とした小型株が熱くなりそうです

「MACD」や「月足の移動平均線」を見る限り、
マザーズ指数は長期の上昇トレンドが発生中!

 東証マザーズ指数は、3月13日の527.30ポイントを底値に6月23日には1065.40ポイントにまで上昇しました。上昇幅538.10ポイント、上昇率102.05%です。3カ月強で2倍になったのですから、短期的な過熱感は当然あります。私の周りでも「足元のマザーズはバブルであり、何でもかんでも急落する“ナイアガラがいつ発生してもおかしくない」と警戒している声が聞こえてきます。

 ですが、6月22日の東証マザーズ指数の終値は1056.47ポイント、25日移動平均線は985.64ポイントなので乖離率は7.19%に過ぎず、超過熱状態というわけではありません。また、日足チャートのMACD(12日-26日)とシグナル(9日)も、22日時点でデッドクロス状態です。むしろ、現在の東証マザーズ指数は調整中と言えそうです。

■東証マザーズ指数チャート/日足・3カ月
東証マザーズ指数チャート/日足・3カ月東証マザーズ指数チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 それにしても東証マザーズ指数に関しては、短期間でこんなに上がったのに、まだ月足の一目均衡表では「雲上抜け」すらしていません。転換線と基準線の好転もまだです。さらに、遅行スパンの好転もまだなのです。そうこう考えると、今後、「三役好転」したら凄い上昇相場になる予感がします

■東証マザーズ指数 一目均衡表/月足・5年
東証マザーズ指数 一目均衡表/月足・5年東証マザーズ指数 一目均衡表/月足・5年(出典:SBI証券公式サイト)
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 ちなみに、東証マザーズ指数の月足チャートにおけるMACD(12月-26月)とシグナル(9月)はゴールデンクロス状態です。また、9カ月移動平均線(5月29日現在831.17ポイント)、24カ月移動平均線(同905.39ポイント)、60カ月移動平均線(同978.96ポイント)のすべてを上回っています。したがって東証マザーズ指数は、すでに長期の上昇トレンドが発生していると見ていいでしょう。

■東証マザーズ指数チャート/月足・5年
東証マザーズ指数チャート/月足・5年東証マザーズ指数チャート/月足・5年(出典:SBI証券公式サイト)
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 投資戦略としては、東証マザーズ指数が25日移動平均線を上回って推移する限りは、「積極投資」「強気一貫」でいくべきでしょう。そして同線を割り込んだら、躊躇なく「撤退」するという方針をお勧めします

新型コロナの感染拡大により、未曾有の財政支出と
稼働流動性の供給が行われた結果、株式市場は「バブル」へ向かう!

 物色面では、「ウィズコロナ」の時代を追い風にできる銘柄を狙うべきです。

 今後、世界ではさまざまなもののデジタル化が進み、AIの活用も進展するでしょう。5Gの普及も加速するでしょうし、今後は本格的にテレワークに移行する企業も増えることが予想されます。つまり、多くの人が「コロナ前」よりも自宅に滞在する時間が増え、巣籠もり消費も高水準な状況が続くということです。外食よりも中食需要が盛り上がるでしょう。

 こういったコロナによるさまざまな変化を想定して、いったいどの企業がメリットを享受するのかを考えて、投資先を選定すべきだと思います。

 皮肉なことに、新型コロナウイルスの感染拡大で世界がパニックに陥り、政府が強制的に経済活動をストップさせた結果、未曽有の財政支出と過剰流動性の供給が行われました。そして世界の政府・中央銀行は、景気が過熱したと判断するまで緊縮財政・金融引き締めに動くことはないでしょう

 となると、将来的にはやはり「バブル」が発生するということになります。1人10万円の特別定額給付金を元手に株式市場に新規参入した個人投資家の中から、数年後に「億り人」が続々と誕生するという「妄想」を私は抱いています。

【※今週のピックアップ記事はこちら!】
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June 23, 2020 at 03:30PM
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