北海道・知床半島沖で乗客乗員計26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ」(カズワン)が沈没した事故では、海底から船体が見つかり、運航会社の「知床遊覧船」には第1管区海上保安本部の家宅捜索が入った。行方不明者の捜索と事故調査の両面で、船体の引き揚げが今後の焦点になる。ただ、深い海底に沈んでおり、周辺の海は潮の流れも速い。特殊な潜水作業による準備が必要で、引き揚げ開始は早くても6月になる見通しだ。
「不明者の捜索や事故原因の究明といった観点から民間事業者の専門的な技術を活用しつつ、国土交通省の総力を挙げて引き揚げの準備を開始してほしい」
国交省で2日に開かれた事故対策本部会議。斉藤鉄夫国交相はこう指示し、沈没した船を国の主導で引き揚げる方針を明確にした。
引き揚げを巡っては、事故から5日目となる4月27日に記者会見した運航会社の桂田精一社長も「保険会社に相談したり、サルベージ会社何社かに問い合わせたりしている」と語っていた。ただ、桂田社長の事故後の言動は責任の所在などを巡って二転三転し、引き揚げ実現のめどについてもその後は公表していない。
そもそも、国が事業者に沈没した船の引き揚げを命じることができるのは、…
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