日本維新の会は4日、松井一郎代表の後継を選ぶ党代表選(14日告示、27日投開票)の立候補者説明会を都内で開催し、5陣営の関係者が出席した。橋下徹元代表とともに党を創設した松井氏が身を引き、党として初めて実施する代表選は、出馬のハードルの低さもあり、候補者乱立の混戦となりそうだ。
この日、説明会に訪れた陣営は、馬場伸幸共同代表=当選4回・衆院大阪17区▽吉田豊史衆院議員=同2回・比例北陸信越▽梅村みずほ参院議員=同1回・大阪選挙区▽足立康史衆院議員=同4回・大阪9区▽東徹参院議員=同2回・大阪選挙区-の5氏(受け付け順)。このうち馬場、足立両氏はすでに記者会見し、公約も発表した。
維新は他党と比べ、地盤である大阪の府議・市議ら地方側の存在感が大きい。次期代表には、国会議員と地方議員の双方を束ねる統率力が求められる。野党第一党の座をうかがう国政政党として、自民党や岸田文雄首相に対峙(たいじ)していく政策力と発信力も問われる。
立候補には国会議員、地方議員、首長ら特別党員30人の推薦が必要だ。推薦人を国会議員に限定する自民などと比べれば、出馬のハードルは低い。
特別党員約600人と一般党員をあわせ、約2万人が投票権を持つ。1人1票のため、一般党員のボリュームが非常に大きいのが特徴だ。ただ、候補者には個人情報である一般党員の連絡先などは開示されず、連絡を取るには、その紹介者となっている特別党員の了承が必要になる。特別党員を通じ、一般党員にどこまで働きかけられるかが焦点となりそうだ。
5氏のうち、地方議員時代の実績を含めた政治経験では馬場、東両氏がリードする。特に馬場氏については松井氏が4日、「組織の屋台骨を支える仕事をしてきた。党代表としてふさわしい」と支持を明言し、最有力候補と目されている。東氏は府議団を中心に推す声が強い。
足立氏は国政、広域自治体、基礎自治体の3層の議員・首長からそれぞれ共同代表らを選ぶ集団指導体制を提唱するなど、地方重視の姿勢を打ち出す。梅村氏は若者層や女性への浸透を図る構えだ。吉田氏は唯一、大阪以外から名乗りをあげており、推薦人集めが焦点となる。
維新は選挙戦の期間中、大阪などでの街頭演説会や、インターネット上の演説会も予定している。
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