山陰地方で初めて、戦国時代に使われていたとみられる鍵が、松江市での発掘調査で見つかりました。
県は、当時財力のある人がいて、町が繁栄していたことを裏付ける貴重な遺物だとしています。
これは、県埋蔵文化財調査センターが明らかにしたものです。
センターによりますと、松江市の白潟地区で行っている発掘調査で、戦国時代に使われていたとみられる鍵が見つかったということです。
鍵は、長さ8センチの青銅製で、食料などを保管する重要な施設の錠前を開けるのに使われたとみられています。
この当時の鍵が山陰地方で見つかるのはこれが初めてで、財力のある人がいて、町が繁栄していたことを裏付ける貴重な遺物だとしています。
発掘調査では、このほか、戦国時代以前に使われたとみられる井戸などの遺構も初めて確認されたほか、江戸時代に宍道湖を大規模に埋め立てて城下町をつくろうとした石垣なども確認できたということです。
出土品は数え切れず、センターでは、1年ほどかけて分析を進めるということです。
県埋蔵文化財調査センターの伊藤徳広調査第三係長は、「船の運搬で繁栄した白潟地区を基盤とし、江戸時代の城下町が整備されていくといった形成過程が判明したことが重要な成果だ」と述べました。
県は、11月3日に松江市市民活動センターで、出土品の展示説明会を開くことにしています。
from "鍵" - Google ニュース https://ift.tt/GlN2DMi
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "山陰で初の発見 戦国時代の鍵か 松江市の発掘調査|NHK 島根県のニュース - nhk.or.jp"
Post a Comment