大胆さとスピード早期摘発の鍵握る静岡県警年頭の県下署長会議｜あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

　静岡県警は１３日、年頭の県下署長会議を県警本部で開いた。３年ぶりに全２８署長が対面形式で集う中、大原光博本部長は重要犯罪などの捜査について「事件認知時には最大限の捜査員投入を。大胆さとスピードが早期摘発の鍵を握る」と訓示し、捜査支援システムの効果的な活用も求めた。

　安倍晋三元首相の襲撃事件の教訓として、警戒の空白を生じさせない組織運営の徹底を指示。社会情勢が急速に変化を続ける中「前例踏襲ではなく、幹部として常に問題意識を持って各種改善に努めてほしい」と求めた。
　後を絶たない特殊詐欺対策では、「背後で資金源にしている暴力団組織の壊滅が最重要課題。摘発とともに、被害に遭いやすい人には、より強力な啓発などで強じんな防犯意識の醸成を」と呼びかけた。