J1福岡長谷部監督が語る神戸撃破の鍵は全集中エース山岸祐也ホームの利を生かして戦いたいおっで ... - nishispo.nishinippon.co.jp

　J1アビスパ福岡は25日、ホームのベスト電器スタジアムで神戸と戦う。午後7時キックオフ。元日本代表の大迫、武藤、山口、酒井、福岡戦後の札幌戦（7月1日）で退団するイニエスタらを擁するスター軍団に福岡の長谷部監督は「全員を注意しないといけない。集中を切らさず全力でいきたい」と表情を引き締めた。

　神戸とはイニエスタ不在の開幕戦で対戦。アウェーで前半は押し気味に試合を進めながら、後半の1失点に泣いて敗れた。イニエスタを中心に、ボールを保持して相手を崩すスタイルを志向してきた神戸は今季、プレー強度を上げてチーム一丸でハードワークするスタイルへと転換。前半戦のほとんどをトップで走り、現在は1試合消化の少ない状態でも首位の横浜Mに勝ち点3差の3位に付けている。

　福岡の長谷部監督は「（開幕戦と）大きく変わっていないが、やることが明確、鮮明になっている」と分析。大迫、武藤を中心にした攻撃も「より得点力が上がっている。いろいろな組み合わせやつながりで（得点する）。そういうのがでている」と警戒感を強めた。

　チーム最多7得点の山岸は「代表レベルの選手たちがハードワークする。好調な相手に自分たちも負けない勢いをもっていきたい」と決意を込めた。

　福岡はリーグ戦序盤に一時クラブ初の3位になるなど好調だったが、現在は6戦未勝利。J1リーグ戦通算100勝に王手を懸けながら足踏みが続く。

　エースは「ホームの利を生かして戦いたい。自分たちはピッチで戦う。それ以外のところで（スタジアムの）雰囲気をつくってくれるサポーターがいる。そういうところをいかして勝ち点3を取りたいと思います」とサポーターも一丸となったハードワークで強敵撃破を誓った。（向吉三郎）