Search

望月歩が舞台版「鍵泥棒のメソッド」主演 堺雅人の映画版をアレンジ「“エモおもろい”ものに」 - ニッカンスポーツ

俳優望月歩(22)が、12年公開の大ヒット映画「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督)の舞台版「鍵泥棒のメソッド→リブート」(来年1月、東京・下北沢の本多劇場)に主演することが、明らかになった。このほど望月と脚本・演出を手がけるマギー(51)が、日刊スポーツの取材に応じ、意気込みを語った。

望月は約7年半ぶりの舞台出演となる。主演が決まり「めちゃくちゃうれしいですが、ワクワクと同時にすごく緊張しています」と話す。生の芝居から受けるエネルギーに舞台の魅力を感じ「見終わった後、通りすがりの人に『俺、こんないいものを見たんだぜ?』って言いたくなるくらい高揚する。それを伝える側になれることがすごくうれしいので、精いっぱい作品に汗をかけたらいいなと思います」。

あるきっかけにより人生が入れ替わってしまった、売れない役者とすご腕の殺し屋によるコメディー。映画版は堺雅人(49)が主演した。巧みに練られたストーリーで、脚本を務めた内田監督が第36回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した傑作喜劇だ。

韓国、中国でもリメークされた人気作で、マギーは「名作は背骨がしっかりしている分、アレンジを許されるくらい懐の深い作品だと思った」と印象を話す。原作の幹は残しつつ、映画主人公の年齢より若い望月に合わせた脚本を検討。「『リブート』という部分を大きく打ち出したい」と、舞台ならではの作品を目指す。ドタバタ劇でありながら、ポジティブな余韻を残す作品で「『前向きに生きろ』って言うわけじゃないけど、行間やたたずまいからそれを受け取ってもらえるような、“エモおもろい”ものにしたい」と構想を語った。

2人はこれまで、役者として2度ドラマ共演の経験があるが、「俳優」「演出家」として向き合うのは今回が初めて。マギーは望月に「目立ってやろうとか爪痕を残そうとか、若い役者さんが考えがちなものを一切感じない。自然体で、賢くて無理がない。役者として大事なものを持っている」と太鼓判。望月も久々の舞台に「映像だと10の熱量が7とか6とかしか伝わらないけど、舞台では10を生で見られる」と心躍らせる。

マギーが「稽古で全然違う面を引き出したいし、クレバーではいられないようなところまで追い込めたら面白い。ハイカロリーな芝居を期待したい」とニヤリとすると、望月は背筋を伸ばし「今から走り込んでおきます」と笑った。【遠藤尚子】

○…望月にとって念願の舞台出演だが、初挑戦当時の緊張感が記憶に刻まれているという。現在も時折“悪夢”を見ると明かし「舞台袖にいて、何をするかも分からないのに『行け!』って言われる。そこにお客さんがいて『あ、やば』みたいな。楽しかったけど、払拭できてないのかも」と苦笑する。マギーが「今回の舞台が終わって、その夢を見なくなったら成功ってことで」と和ませると、「僕自身、すごくスッキリするかもしれないですね」と笑顔を見せた。

◆映画「鍵泥棒のメソッド」 貧乏役者の桜井(堺)は、銭湯で身なりのいいコンドウ(香川照之)と出会う。コンドウが自分の目の前で転倒し記憶を失ったことから、出来心で荷物をすり替えコンドウになりすます。やがて彼が伝説の殺し屋だったと発覚し、大金が絡んだ仕事を引き受けてしまう。一方、自分を桜井だと思い込んだコンドウは、まじめに努力し役者としての成功を目指し始める。

Adblock test (Why?)



from "鍵" - Google ニュース https://ift.tt/2fiWMx8
via IFTTT

Bagikan Berita Ini

0 Response to "望月歩が舞台版「鍵泥棒のメソッド」主演 堺雅人の映画版をアレンジ「“エモおもろい”ものに」 - ニッカンスポーツ"

Post a Comment

Powered by Blogger.