女子ゴルフの元賞金女王イ・ボミ(31)ら韓国勢が国内ツアーの“開幕戦”を大量欠場する可能性が出てきた。

新型コロナウイルス感染拡大を受け、政府は9日午前0時から月末まで、中国、韓国からの入国者を2週間隔離する方針を決定。イ・ボミ、キム・ハヌルらは6日時点で韓国におり、開催が微妙な第3戦Tポイント×ENEOS(20日~22日、鹿児島高牧CC)が行われた場合でも、8日までに来日しないと出場できなくなった。

同大会には賞金シードなど出場権を持つ韓国選手12人中、申ジエを除く11人がエントリー済みだが、すでに日本にいるのはイ・ミニョン、李知姫らだけ。関係者の話を総合すると、多くの選手が来日するかどうかを決めかねているという。

イ・ボミのマネジメント事務所は「元々は10日あたりに来日する予定でした。急ぎ8日の航空便は抑えましたが、来日するかの最終決定はまだです」と状況を明かした。Tポイントが中止なら、韓国に帰国予定だが、韓国が日本の決定に対する「相応の措置」として“2週間の隔離”を打ち出す可能性がある。「そうなると身動きが取れず、Tポイントだけでなく(第4戦の)アクサレディースも欠場せざるを得なくなるかもしれない」と説明。「多くの韓国選手が同じ悩みを抱えていると思います」と話した。