夢は「見る」ものではなく「実現」するものだ
報道・情報系の番組制作への思いが断ち切れず、転職するべきか悩んでいるのですが……(写真:fizkes/iStock)
→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。
はじめまして。27歳の外国人です。
日本のテレビが好きでその中でもとくに報道・情報系の番組制作に携わりたく、大学時代はNHKしか出さず、かなり変わった就活をしました。
その後、イギリスの大学院に進学し、現地で求人していた日本のネット広告の会社から内定をいただき、いまもネット広告業界でやっています。
しかし、やはり放送・報道分野への思いが断ち切れず、転職したいのですが、求人が少なく、未経験者ならなおさら難しいです。
いまの仕事は正直、そこまでやりがいを感じず、ミスするたびに責められ、萎縮しています。転職のほか、自分の語学スキルを活かせる社内の別の部署に異動することも1つの選択肢ですが、簡単ではありません。
自分のやりたいことに妥協せず、思い切って放送・報道の仕事だけ探すか――。それとも現在の会社・業界でもうちょっと自分のスキルを活かせるやりたい仕事を探すか、アドバイスいただけると幸いです。
会社員 まつ
「放送・報道なら何でもいい」が引き起こす悪循環
やりたいことがあるのであればまだ若いわけですし、その分野に向かって突き進むべきですが、具体的にどんな関わり方をしたいのか、それをまず考える必要がありそうです。
頂戴した相談を拝見すると、放送・報道の分野に携わりたいことは非常に理解できます。一方で、どういった形で関わりたいのか、例えば制作なのか配信なのかはたまたそれ以外なのか。具体的な「やりたいこと」がいまいち見えません。
放送・報道なら何でもいい、というのでは採用する側も判断に困るでしょうし、まつさんご自身も何から準備をすればいいのかわからないと思います。そしてわからないがゆえに行動につながらない、そういった悪循環に陥ってしまう可能性すらあります。
「現在の仕事よりもほかの分野の仕事をしたい」そういうことを言う人は非常に多いです。多いですが、では具体的に何かしているかというとそうでない方が非常に多い印象です。
そして、なぜ具体的準備をしていないかというと、夢や目標があくまでも「漠然とした目標」であり、「具体性を伴った目標」でないためです。
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May 13, 2020 at 07:00AM
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テレビ業界に憧れる人が陥りがちな思考回路 - 東洋経済オンライン
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