県が緊急事態宣言の対象から解除されて初めての週末となった三十日、外房エリアの海岸では駐車場の再開に伴い、県内外から大勢のサーフィン客や家族連れが訪れた。東京五輪のサーフィン競技会場となる一宮町では、地元事業者がにぎわいを歓迎する一方、感染状況が変化しないか慎重に構える姿もみられた。
宣言解除後、一宮町や白子町、九十九里町など外房エリアの自治体は、一時閉鎖していた海沿いの駐車場を相次いで開放。県外からの不要不急の来訪は控えるよう呼び掛けているが、一宮町の一宮海岸では三十日、朝から次々に「品川」や「練馬」「横浜」など県外ナンバーの車が訪れた。
隣接するいすみ市から長男(5つ)、長女(2つ)と訪れた主婦魚住公子さん(40)は「急に車や人が増えた」と驚いた様子。砂遊びを楽しみ、「外出自粛で子どももストレスをためていた。体を動かして発散できそう」と笑顔を見せた。
サーフィンを楽しんでいた東京都江東区の飲食店従業員の男性(23)は「よく行く茨城県の海岸駐車場はまだ閉鎖中なので、開いていてありがたい。職場の休業で二カ月間ステイホームをしていたので、やっと外の空気が吸えて気持ち良い」と満足そう。
休業していた海岸沿いのサーフショップも、続々と再開した。一宮町サーフィン業組合長の鵜沢清永(きよひさ)さん(44)は「売り上げがゼロに近い状態が続いた個人事業主は多い。このまま通常に戻ればいいが、感染予防策も工夫しないと」と話す。
同町でペンションを営む荒川展行(のぶゆき)さん(70)は、同日から営業を再開。さっそく三組の予約が入ったが、「日常に戻ったとは言えない。清掃方法も従来通りでいいのか、手探りの状態」とため息をつく。首都圏からの客が多いため、県外の感染動向を注視している。(太田理英子)
◆館山、海水浴場開設中止
館山市は二十九日、新型コロナウイルスの終息が不透明なため、海水浴客や地元住民の安全を最優先に考えた結果、今年の夏は海水浴場を開設しないと発表した。海の家の出店者も募集しない。
市観光みなと課によると、開設中止になったのは北条、新井、沖ノ島、波左間の四つの全海水浴場。海水浴場が開かれなくても遊泳は可能だが、監視員が不在となるため、安全には細心の注意が必要だ。
市によると、昨年は七月十三日から八月十八日までの三十七日間、海水浴場が開かれ、約七万七千人が訪れた。(山田雄一郎)
関連キーワード
"朝" - Google ニュース
May 31, 2020 at 05:27AM
https://ift.tt/2XiMug0
<新型コロナ>一宮海岸 朝から人の波 宣言解除後、初の週末:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞
"朝" - Google ニュース
https://ift.tt/2vfz5JY
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "<新型コロナ>一宮海岸 朝から人の波 宣言解除後、初の週末:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞"
Post a Comment