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雪辱期すオリックス吉田正尚 佐々木朗希攻略の鍵は「三振しない」 - 毎日新聞 - 毎日新聞

【ロッテ6-0オリックス】四回表2死、佐々木朗希(左)から連続奪三振のプロ野球新記録となる10者連続三振を喫する吉田正尚 拡大
【ロッテ6-0オリックス】四回表2死、佐々木朗希(左)から連続奪三振のプロ野球新記録となる10者連続三振を喫する吉田正尚

 プロ野球・オリックスは、10日に完全試合を許したロッテの佐々木朗と24日に本拠地で相まみえる。20歳の右腕攻略のキーマンは、「最も三振しない打者」の吉田正だ。

 23日のロッテ戦では一回に先制の右犠飛を放った。1点を追う延長十回1死一、三塁の土壇場では、相手の守護神・益田の決め球、低めのシンカーをフルカウントから捉え、ライナー性で飛距離十分の右犠飛を放った。この日は無安打ながら、2打点で主軸の役割を果たし、チームはサヨナラ勝ちした。

 吉田正は首位打者に輝いた昨季は455打席で三振はわずか26だった。今季は打率2割5分3厘と苦しむものの、94打席で三振は6個だけ。そのうち3三振は10日の対戦で佐々木朗から奪われたものだ。「直球と同じ軌道から落ちるのでフォークはチャンスがないと思う」と割り切る。早いカウントから比較的甘めの直球に的を絞ることで、チャンスを見いだしたい考えだ。ここ5試合の打率は3割3分3厘で、中嶋監督は「全開とは言えないが、徐々に上がってくるはず」と期待する。

 10日はチームとしてはプロ野球新記録の13者連続を含む、計19三振を喫した。佐々木朗と同学年の紅林は「バケモンでした」と目を丸くした。連続三振を止めた六回の打席は「手からボールが離れる前に振るくらいのイメージ」で直球を打ち返したが、詰まった中飛だった。通常、高めのフォークはあまり落ちないが、佐々木朗は高さに関係なくキレがあり、スピードも落差もある。3三振だった福田は「反応で打てるフォークではない」。

 追い込まれてから直球とフォークの両方に対応するのは難しい。では、どう攻略するのか。10日は1番打者だった後藤は「相手はシンプルに攻めてくる。こちらも難しく考えず、よりシンプルに打ち返す」という。この時は直球とフォークが9割以上を占め、目先をそらすための外す球はなく、力で勝負してきた。後藤は三振も覚悟した上で「あれもこれもはできない。追い込まれても速い球を打ち返す意識で準備する」と話していた。

 佐々木朗は17イニング走者を出していない。一人でも走者が出ればクイックモーションになり、オリックスとしては足で揺さぶることができるかもしれない。前回の対戦経験から「(佐々木朗の)一番良いときのイメージはできている」と福田。オリックス打線が昨季リーグ王者の意地をかけて、難攻不落の右腕攻略に挑む。【潟見雄大】

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