遺跡を掘り起こして調べるだけでなく、畑を耕したり、石器で食物を切ったりと、一般的な考古学のイメージから大きく外れる「実験考古学」という学問がある。出土した道具や遺跡から推定できる当時の営みを再現実験し、実際の道具の使い方や生活を推定するという研究手法だ。県内でも田原本町にある「唐古・鍵遺跡史跡公園」で約2000年前の米作りの再現実験をしていると聞き、さっそく足を運んだ。【稲生陽】
5月下旬、元は弥生時代の集落跡だった唐古・鍵遺跡史跡公園の端で、少し変わった農具を手にした集団がいた。中心になっているのは、県立橿原考古学研究所研究員の岡田憲一さん(49)。出土品から再現した農具や栽培方法などの条件ごとに8種類の実験区に分け、作業効率や区画ごとの耕作跡を比べることで当時の米作りを推定する実験だ。町の文化財関係者や学生らが協力している。
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