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壁が透明なトイレ、鍵を閉めたら… 最新技術でトイレが進化中 健康チェックや音声操作も|身近になるサイエンス|朝日新聞EduA - 朝日新聞EduA

日常の中で病気を早期発見!?

2021年、世界最大規模の技術見本市「CES」で、日本のTOTO株式会社があるトイレを発表しました。それが、「ウェルネストイレ」というもの。果たしてどのようなトイレなのでしょうか。

そのトイレ、なんと「座って用を足すだけで、健康状態を測ってくれるトイレ」なのです。便座に座る際に接触した皮膚から身体情報を得るほか、排せつ物などのデータを集めてくれるとのこと。しかも、それらのデータをもとに、より良い生活習慣まで提案してくれる優れものです。

例えば、皆さんが日常の中で食生活が乱れたとします。そんなとき、普段通りにトイレを使用するだけで、「食事のバランスが悪いです。サーモンやチキン入りのアボカドサラダがオススメです」というメッセージが、スマホのアプリに届くのです。この技術が広がれば、頻繁に病院に行かなくても、日常の中で病気を早期発見できる未来が来るかもしれません。

公園トイレも進化中

進化しているのは家のトイレだけではありません。最近、東京都内で公共トイレを進化させるプロジェクトが進められているのをご存じでしょうか。安藤忠雄さん、隈研吾さんなど名だたるクリエーターの方が関わっている「THE TOKYO TOILET」というプロジェクトです。このプロジェクトにもサイエンスが大きく関わっています。

例えば、渋谷区にある白いおまんじゅうのような形をしたトイレ。一度見たら忘れられないフォルムをしています。こちら、デザインの美しさだけでなく、「ハイテクトイレ」としても有名です。どんな特徴を持つと思いますか。ヒントはその名前。その名も「Hi Toilet」。

すでにお分かりの人も多いかもしれません。そう、音声のみで操作できるトイレなのです。公共トイレというと、どうしても汚いイメージを持たれがちです。実際に「公共トイレのドアは手で触らず、ハンカチやひじを用いて開けている」という人も多いのではないでしょうか。それに対して、この「Hi Toilet」は、ドアの開閉からトイレの水洗まで、あらゆる操作を音声のみで行うことができるのです。新型コロナウイルスの感染対策としても効果的なのはいうまでもありません。

佐藤カズー氏が手がけたトイレ=東京都渋谷区
佐藤カズー氏が手がけたトイレ=東京都渋谷区

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