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V奪還の鍵はリーグワースト返上 藤本監督が斉藤和巳コーチに期待する数値改善 - 西日本新聞

 ソフトバンクの藤本博史監督(59)が宮崎秋季キャンプ休養日の15日、新任の斉藤和巳投手コーチ(44)と“ゴルフ会談”を行った。ともにラウンドを楽しみながら、先発投手陣についての意見を交わした。今季先発の平均投球回5・65はパ・リーグワーストで、救援陣に負担がかかった。藤本監督は先発投手の投球イニング増に向け、沢村賞を2度獲得した実績がある斉藤コーチの手腕に期待を寄せた。

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 大自然に囲まれ、ゴルフクラブを握っても野球は頭から離れなかった。今キャンプ最後の休養日。藤本監督は斉藤投手コーチらとラウンドを楽しんだ。「チームの話をしながらゴルフをしていたよ。先発投手の話とかをちょこちょこね」と振り返った。

 話題に上がったのはV奪還を目指す来季に向けた最大の懸案だった。今季、先発投手の平均投球回はリーグワーストの5・65。優勝したオリックスが最長の5・97だった。1試合当たりにすればわずかな差かもしれないが、143試合を戦い抜くと、ブルペンへの負担は違ってくる。

 そこで大きな役目を担うのが斉藤コーチだ。指揮官は「斉藤和巳も本人が先発完投、できるだけ長くというのをやってきた。その辺は投手陣に伝えてくれると思う」と期待した。現役時代の斉藤コーチは2003、06年と2度の沢村賞に輝き、06年は8完投(5完封)をマークした。

 斉藤コーチがエースだった当時は、先発の平均投球回は03年が6・47、06年は6・28と6イニングを超えていた。和田が16勝を挙げるなどで日本一となった11年は6・79を記録。来季はチームでただ一人、規定投球回数に到達した千賀が海外FAを行使してのメジャー移籍が濃厚で、その数字に近づけるには、個々の奮闘が求められる。

 藤本監督は「和田も今年の終わりかけに『来年はもう1イニングでも多く投げたい』と言っていた。後ろに負担をかけたくないということを投手陣は分かっている」と説明した。今季、セットアッパーを務めた藤井も先発転向の予定。まずは先発陣の充実を最優先課題と位置づける。

 秋季キャンプで精力的に選手へのアドバイスを送る斉藤コーチとは指導論にも花を咲かせた。「今の世代の選手たちはあまり(懐に)入りすぎたらなれなれしくなってくる。(斉藤コーチは)『入ったり、離れたりうまくやっていきたい』と話していたよ。どちらかというと、厳しいコーチになると思うよ」と頼もしそうに語った。あっという間に16日からは最終クール。来季に向けて、秋の総仕上げでキャンプを打ち上げる。(小畑大悟)

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