放置禁止区域の自転車は減ったものの、新たな問題もありました。
（北本アナウンサー）「撤去作業が始まりました。カギが付いている自転車に関しても、工具を使ってカギが切断されていきます」
きょう、札幌市中央区では今年初めてとなる放置自転車の撤去作業が行われました。
警告シールが貼られたにもかかわらず、放置禁止区域から移動させなかった自転車は、トラックに載せられていきました。
放置自転車が多く、社会問題となっている札幌市。
市は中心部を放置禁止区域に指定。
去年４月にはエリアを拡大して、パトロールの強化や放置自転車の即時撤去などを進めたほか、有料の駐輪場も整備しました。
きょう取材をしてみると、放置自転車は少なくなったようにも見えます。
しかし新たな問題もー
（北本アナウンサー）「札幌の無料で止められる駐輪場。ここまでがスペースだが、
多くの自転車がはみ出してしまっている状態。車道側にも止められていて非常に危険な状態です」
ここは放置禁止区域の外にある「無料駐輪場」。
きょう見てみると、収まりきらない自転車が並んでいて、中には点字ブロックをふさいでしまっている自転車もありました。
さらに、放置の禁止区域と区域外との境目にも多くの自転車が・・・
こうした迷惑行為に対し、市は「即時撤去」という強硬手段が取りにくく、今後の対応を検討しているといいます。
（札幌市自転車対策担当課 伯谷浩課長）「放置禁止に指定がかかっていないエリアもありますので、駐輪場整備とあわせて指定をしていきたい」
本格的な春の訪れとともに増える自転車。
有料駐輪場を周知と利用をすすめる工夫が求められます。
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