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【メジャーの旅】ドジャース・大谷翔平が誕生 勝利の伝統・国際化の名門チーム、繁栄と成功の鍵は人事異動の少なさ ... - ZAKZAK

入団会見で笑顔の大谷。世界一になるためにドジャーブルーを選んだ=14日、ドジャースタジアム(共同)

ついに、ドジャース・大谷翔平が誕生した。エンゼルス時代6年間で2度もMVPに輝きながら、優勝どころか、毎年ペナント争いから脱落。だが、ようやく最大の目標を達成すべく「勝てるチーム」に移籍した。

ド軍の強さを一言で言うと「勝利の伝統」だろう。1890年ナ・リーグに加盟し、1958年ニューヨークのブルックリンからはるか遠く西海岸ロサンゼルスへ本拠地移転。これまでリーグ最多24回の優勝、うち7回の世界一を誇る。

その繁栄と成功の鍵は人事異動の少なさにある。オーナーやGMはもちろん、かつてウォルト・オルストン、トム・ラソーダ両監督だけで合計43年間も指揮を執った。契約内に「球団人事」を含めた大谷にも安心してプレーできそうだ。

それと補充の源がファーム組織にある。たとえ主力がけがしても、いつでもファームから選手補給の準備ができていて、過去メジャー最多18人もの新人王を輩出。大谷が球団関係者に質問した「選手育成とマイナー」は昔から定評がある。

また、47年に黒人大リーガー第1号のジャッキー・ロビンソンを登用。他球団に先駆けて黒人選手に門戸開放し、ニグロリーグから多くの偉大な選手たちが入団。彼らが野球のスタイルを変え、まさに史上空前の黄金時代をもたらした。

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