ヤクルトの春季キャンプ(沖縄県浦添市)で配布されているメンバーを見て、山田哲人が今年で10年目であることに軽い衝撃を受けた。そして山田の練習する姿を見れば、やるべきことを明確に理解し、入念にこなしていることがわかる。
「第1クールでは数を振ることをテーマにしました」
山田はそう言うと、午後の打撃練習で若手選手たちに混じり、バットを振り込んだ。
「このクールでは遠くに飛ばすというよりも、バットの軌道を意識しながらボールに対して逆らわずに打つ。そのことを意識しながら練習しました。バランスはまだ定まってないですけど、こんな感じかなというのはあります。練習していくなかで、疑問を感じればそこに取り組んで、3月20日の開幕戦にマックスに持っていけるようにするだけです」
第2クールでは「一度、(足に)刺激を入れるというか、土台づくりをやっておきたかったので……」と特守にも参加。午後のバッティングは、青木宣親、雄平、坂口智隆、アルシデス・エスコバーらとともに”ランチ特打”を行なった。
山田にプロ1年目のキャンプを覚えているかと聞くと、こう振り返った。
「本当に緊張していましたね。まだ全員の名前も覚えきれてなかったですし、右も左もわからなかった。次はどういう行動をとればいいのかとか、体力以上に気疲れのほうが多かったですね。今は経験を重ねたこともあり、自分で感じたことがあれば行動に移しますし、感覚だけではなく『ここはこうだったな』と頭を使って、考えながら練習できています」
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February 26, 2020 at 04:10AM
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山田哲人が赤裸々に語る「10年前の自分、トリプルスリー、東京五輪」 - sportiva.shueisha
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