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新型コロナウイルスのワクチンは1年半後? WHO感染対策の識者に聞く(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース

住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「Blue Ocean」では、新型コロナウイルスの感染対策に取り組むWHO(世界保健機関)の健康危機管理プログラムシニアアドバイザーの進藤奈邦子(しんどう・なほこ)さんにリモートインタビューを実施し、その模様をお届けしました。7月14日(火)は「新型コロナウイルスのワクチンと特効薬」についてお話を伺いました。

◆かかってすぐに再感染の事例はないが…

住吉:新型コロナウイルスは、免疫ができるウイルスなのかどうかがわかってきているのですか? 進藤:中東のコロナウイルスなどに比べると、比較的軽症の人でもしっかり抗体が上がっているんです。そしてどれくらい抗体があれば感染を防げるかということもだんだんわかってきつつあります。この状況がもう少し進んでいくと、一体どれだけの抗体があれば感染を完全に防ぐことができるのか? がわかってきます。それがわかれば、ワクチンの有効性も検討できます。 今わかっていないのは、その抗体がどれだけの期間持つか、です。1番最初に感染した人は去年の12月ですから、まだ1年経っていないので、今後抗体の落ち方がどのような感じかということを中国や韓国は一生懸命研究しています。その傾向から前方予測をすれば、ある程度の見当はつけられると思っています。 住吉:人によっては、無症状か軽症で1回かかって抗体を獲得して普通に生活したり、早く経済活動に戻りたいと思う方もいると思うのですが、これが実際にできるかどうかというのはまだわからないのですか? 進藤:かかってすぐは多分再感染しないと思います。中国でも武漢などの感染が非常に活発に起こった地域で再感染した人がいるのか、あるいは再発した人がいるかという調査を、ずっとしてくれています。今のところはそういう報告はないので、直近に感染した人は再感染しないようです。ただそれがどれくらい持つかはわからないことですよね。

◆ワクチンは1年半後を目処に開発中

住吉:ワクチンや特効薬の普及が世界的に待たれていますが、それらに関してはどうですか? 進藤:ワクチンは、前代未聞の早さで開発が続いていて、アメリカの機関をはじめとして、世界中で臨床研究がされています。多分日本で最初に出せそうなのは、1年半後を目処に(開発を)頑張っています。普通ですと、ワクチンの開発は5年とか10年単位でかかるものなのですが、今、科学者が全力をあげて取り組んでいます。 あとはその製品化です。1番問題になるのは、中途半端なワクチンではダメだということです。コロナウイルスの感染者で重症化する人たちはだいたい2週間目くらいから重症化する……つまり自分のなかで免疫が立ち上がってきたときに重症化します。この免疫の過剰反応が原因ではないかということなので、中途半端に免疫をつけてしまうと、過剰反応が早く起こってしまって、重症化が増えてしまうのではないかと言われています。とにかくキチンと感染を抑えるワクチンを作らなければなりません。 そしてウイルスが侵入してくるところに、しっかりと免疫を結集させなければならないということで、直接鼻に撒くような種類のワクチンになるのではないかと思っています。このワクチンは直近の感染を防げるということではなくて、長期的な影響や副作用の様子も見なければいけないので、確立されていくまでにはある程度の時間がかかるかと思います。

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July 16, 2020 at 07:18PM
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