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ワーナー・ディアンズが語るブレイブルーパスの「コネクト」。府中ダービーの鍵は? - RUGBY REPUBLIC(ラグビーリパブリック)


 シーズン中に20歳となった。東芝ブレイブルーパス東京のワーナー・ディアンズは、国内トップのリーグワン1部で成長を実感する。

 ハイレベルな舞台に立ち続けることで、ハイレベルな舞台への耐性がついたのだろうか。「そんな感じ、するっす」とうなずく。

「むっちゃきつい試合の後も、『あぁ。これができたから(乗り越えられたから)…』と思って、次の試合もそうできるように頑張って…と(いうサイクルにある)」

 昨年4月、流経大柏高から入部。プロとしての国内公式戦を経験する前だった同年11月には、日本代表デビューを果たしている。身長201センチ、体重117キロの青年はいま、老舗クラブの主戦級LOとして緊張感を味わう。

 レギュラーシーズンで2試合を残し、12チーム中4位。前身のトップリーグ時代から通算して6季ぶりとなる4強入りが叶えば、5月下旬からのプレーオフに出られる。

 5位の横浜キヤノンイーグルス、6位のトヨタヴェルブリッツには勝点3の差で追われる。一戦必勝を誓う。

「いまは、4位なんですけど、5、6位のキヤノンイーグルス、トヨタヴェルブリッツも4位になれる位置なので、まずは今週にフォーカスして、勝ちたいです」

 さかのぼって1月8日。東京は味の素スタジアムでの開幕節では、同じ府中市で活動する東京サントリーサンゴリアスとぶつかった。46-60で敗れたが、ブレイブルーパス初キャップのディアンズは爪痕を残した。

 前半8分、チーム初トライをマーク。敵陣ゴール前で、左から右への連続攻撃を完結させる。

 SHの小川高廣主将からラストパスをもらう瞬間は、やや右にふくらむようなコースを取っていた。そして、捕球と同時にカットイン。ディアンズから見て左に立つタックラーの守備範囲から逃れ、右に立つ防御との正面衝突も避けた。技巧で光った。

 その後も攻守で献身し、フル出場を果たす。この事実を、上昇気流のきっかけとしたか。

「最初のサントリー戦は、デビューの試合だったし、人生で初めて80分の試合だったから印象に残っています。その試合をやった後、成長できたなと思います」

 それから約4か月が経った。ブレイブルーパスは一時、欠場者の発生に苦しみながらも直近では4連勝中。トッド・ブラックアダー ヘッドコーチが「ロールモデル」と貴ぶ元ニュージーランド代表FLのマット・トッド、新加入LOのジェイコブ・ピアスら、一時離脱者が次々と戻ってきている。目指すスタイルの再現性を高める。

 鋭い出足の防御、ワイド攻撃が板についたように映る。ここでディアンズが感じるのは、味方同士のつながりだ。

「練習でもいい雰囲気があって、コネクトしている。皆が自分の仕事をやって、チームメイトを助ける…。何フェーズもディフェンスしたり、(組織的な動きで)ラインブレイクをしたりした時に、そう感じるっすね」

 第15節は5月1日。開幕節と同じ会場で、目下首位のサンゴリアスが相手だ。
 
 プレーオフ進出に向けてもリベンジが求められる一戦へ、ディアンズは「相手は、いいアタックをしてくる」と警戒。組織的な反応速度でスペースをえぐるライバルのよさを、どこまで最小化できるか。青写真は簡潔だ。

「僕たちは、ちゃんと前に出るディフェンスをする。そして、僕たちにチャンスがあったらいいアタックを見せていきたいと思っています。僕はタックルとか、好きなので。結構、ディフェンスにフォーカスしています」

 6月以降は、日本代表活動への参加にも意欲的になろう。ナショナルチームに選ばれれば、この夏には世界ランク2位のフランス代表と戦える。

 ただしいまは、「目の前の試合に集中。で、その試合で勝って、次の試合も勝ったらプレーオフに行けると思うんですけど、それはその時になってからフォーカスします」。まずは府中ダービーへ集中する。

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