社用車の面倒な鍵の管理、受け渡しを簡略化できるシステムが開発・実用化された。利便性の向上や管理工数の削減が期待できる。
社用車の管理工数を削減
ヨコオは、モビリティ向けITサービスを手掛けるZenmovと共同で、スマートフォンアプリを用いて自動車の鍵の開閉を行うシステムと、予約や運用管理を行う車両管理システムを開発したと発表した。
同システムは、スマホアプリと車両に搭載するハードウエア、さらにそれらをクラウド上で連携する管理用ウェブページの3点で構成される。
利用者は、スマホアプリで車の予約状況を確認し、24時間365日いつでも予約をすることが可能。加えて、利用可能な状態であれば、予約と同時にすぐに車を利用することが可能という。
車両を管理する側にとっても、鍵の受け渡しをすることなく、いつでも予約の受付と車両の貸し出しを行うことができる。
また、車両の利用時間や走行距離も管理ページで見える化できるので、車両整備のタイミングが把握しやすくなるだけでなく、利用者ニーズに合わせた車両台数の増減を検討できるようになるという。
同社は「自社で専用のシステム開発をするのが難しい、中小規模のレンタカー事業者やカーシェア事業者のほか、企業の社用車管理にも応用することが可能で、社用車の管理工数削減にも寄与できるのではないかと考えている」としている。
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