MLB公式サイトのウィル・リーチ記者が、今季のエンゼルスについてキーポイントを2つピックアップし、「大谷翔平がいつまでチームに残るか」という点に注目した。

リーチ記者は、球団別に今季のポイントを2点ずつ挙げ、エンゼルスについては「ベテラン勢のうち、何人が健康にシーズンを過ごせるか」、「大谷をいつまでしっかりとつかんでおけるか」という点が鍵になるとした。

リーチ記者は後者に関し、「大谷は球界最高に人を興奮させ、ここ数十年誰も見たことのない才能を持つ選手」と評しつつ、同選手が今オフにフリーエージェント(FA)の資格を得ることに言及。「エンゼルスはこれまでのところ、大谷のトレード話には一切耳を傾けていないが、それは彼らが今季プレーオフ進出を狙っているからだ。だが、6月下旬の時点でプレーオフ圏内から8ゲーム差になっていたら?」と疑問を呈した。

同記者は「大谷のトレード可否を問い合わせる電話に出るとエンゼルスが明らかにしたら、即座にとんでもない騒ぎになるだろう。フアン・ソトの騒動がポケモン交換のレベルに思えるくらいに」とコメント。昨夏のトレードではソトを巡って10球団が熱い争奪戦を繰り広げたとも報じられたが、大谷がトレード市場に出たらそれ以上の熾烈(しれつ)な争いになると予想した。そして「エンゼルスは今季終了後に非常に多くの問題に直面することになるだろう。だが、大谷のトレードはその問題の少なくとも複数の答えになる唯一の策かもしれない」とつづっている。