川崎フロンターレ 苦しみながらも無冠回避、復権への鍵は育成 検証 神奈川Ｊ１ - カナロコ by 神奈川新聞

　２季ぶりに神奈川県勢４クラブがＪ１にそろった２０２３年シーズン。連覇に挑んだ横浜Ｍは相次ぐ離脱者に泣き、リーグ戦で伸び悩んだ川崎は天皇杯で屈辱を晴らした。一方、残留争いで明暗が分かれたのが湘南と横浜ＦＣ。それぞれに苦闘の連続だった今季の戦いぶりを振り返る。

２年ぶりのタイトルを復権の足がかりにできるか＝９日、国立

　悲喜こもごもの一年だった。リーグ戦では８位に沈んだ一方で、３大会ぶりの天皇杯制覇で意地を見せた川崎。右肩上がりに復調した終盤戦の手応えを来シーズンにつなげたい。

　２年ぶりのＪ１王座奪還を掲げ、「最強のチャレンジャー」として出発した今季は序盤から逆風が吹き荒れた。　

主力の流出、けがに悩まされ

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