湯たんぽのマルカ、作業員がプレス機に指挟まれる同社と工場長を書類送検安全装置の鍵保管に不備の疑い - 神戸新聞NEXT

　尼崎労働基準監督署は２１日、労働安全衛生法違反の疑いで、湯たんぽの老舗メーカー「マルカ」（兵庫県尼崎市潮江５）と同社の工場長の男性を書類送検した。

　送検容疑は５月３０日、尼崎市の同社工場で、作業員がけがをしないよう鉄板のプレス機のセンサー式安全装置を作動させる鍵を作業主任者に保管させる義務があったにもかかわらず、怠った疑い。同日、安全装置が効いていない状態でプレス機を動かした男性作業員が左手の指を挟まれ、重傷を負った。同署は認否を明らかにしていない。

　同署によると、同社では少なくとも３年前から作業主任者が安全装置の鍵を保管しておらず、男性作業員がけがをした際、鍵は装置に刺さったままだったという。

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