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福島)休業か再開か 会津観光苦悩 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞社

 県内有数の観光スポットを抱える会津地方。新型コロナウイルスの緊急事態宣言の解除から1カ月あまり、観光客の受け入れに徐々に動き出している。会津での感染者はこれまで確認されていないが、「もし感染者を出したら」との不安も渦巻く。

 かやぶき屋根の家が並ぶ下郷町の大内宿。年間80万~100万人が訪れる観光地だが、今月7日は週末にもかかわらず、人出はまばらだった。駐車場の男性係員は「(客足が)まだまだ戻らない。観光バスが来ない」。

 築400年の「そば処 本家玉屋」は、県内の緊急事態宣言が解除されて9日後の5月23日から店を開けている。「コロナは怖いけれど、店を開けなければお客さんに来てもらえない。ジレンマです」とおかみの佐藤裕子さん(68)。開けていてもお客がゼロの日もあり、「気がめげてしまう」と言う。

 再開にはまだ慎重な店もある。大内宿観光協会の佐藤久夫会長(63)によると、自宅の一部で営業している店も多く、感染を心配する声が根強いという。

 地元の会津鉄道にも影響は及ぶ。例年なら人気の「大内宿共通割引きっぷ」の4月の利用者は30人で、昨年同月の約1千人から大幅に減った。大橋裕一運輸部長は「収束がまったく見えないコロナに翻弄(ほんろう)されている」と嘆く。

 1869(明治2)年創業の栄川(えいせん)酒造(磐梯町)は今月5日、人気の直売所「ゆっ蔵」を週末に限って再開し、蔵も見学できるようになった。しかし、試飲や試食は引き続き休止。取締役の宮森優治さん(54)は「万が一の感染が怖い。『フル開店』はまだです」。

 飲食店や宿泊施設向けの酒の販売は前年の2~3割にとどまる。そのため、個人向けのネット販売に力を入れたり、普段より情報発信をこまめにしたり、しのいでいる。

 県は、埼玉、千葉、東京、神奈川の4都県、北海道との行き来を「できるだけ控える」よう求める呼びかけを、19日に解除する予定だ。県外からの観光客の呼び込みも再開するが、影響は長引きそうだ。

 9月に会津若松市である会津まつりは、メイン行事の藩公行列が中止となった。昨年は23万5千人が訪れたが、「今年は15億~25億円(の消費支出)が見込めなくなる」と会津若松商工会議所の渋川恵男(ともお)会頭(73)。「市の経済にとってダメージは大きい」

 そんな中、テレワークの広がりなどを新たなビジネスにつなげようとする動きもある。

 同市の東山温泉観光協会の平賀茂美副会長(65)が力を入れようとしているのが「ワーケーション」。ワークとバケーションを合わせた造語で、宿で休暇を楽しみつつ、仕事もしてもらうという働き方だ。家族で訪れる人向けに仕事ができる共同スペースを設けることも視野に入れる。

 「お客さまの生活シーンを変えていただき、宿泊・滞在時間を少しでも長くしていただけるよう改善していく余地はある」。コロナ後に向けた観光のあり方を提起する。(上田真仁)

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1 Response to "福島)休業か再開か 会津観光苦悩 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞社"

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