2022.8.26[チーム]
松田監督の就任初戦となった広島戦は光明と課題が相半ばした一戦となった。
中盤と最終ラインが連動した手堅いブロックを形成し、鋭いカウンターを繰り出すのが松田監督が得意とする戦い方。先発に抜擢されたレアンドロ ペレイラに待望のゴールが生まれ、齊藤も一度は広島を突き放すゴールをゲット。
「いい守備をして、相手が攻めあぐねたところからのカウンターは理想的だった」と松田監督も狙い通りの得点に手応えを口にしたが、カウンターに関しては随所で鋭い形を見せていた広島戦だった。
三浦も言う。「前半は松田さんになって期間も短い中で取り組んできたことをチームで出そうとしていたし、実際に得点につながったりいい形でカウンターにも持って行けていた。ポジティブに捉えてもいい部分だと思う」。
結果的に逆転負けを喫した広島戦ではあるが、アウェイの地でも懸命な後押しを見せてくれるサポーターのためにも、ガンバに下を向く時間はない。
松田体制になって2試合目となる名古屋戦は広島戦での課題を修正する上で格好の相手である。
「広島戦はポゼッション率が全てでないものの、ポゼッション率が低かった。ボールを保持する時間を増やせば想定的に守備の時間は減る、それで守備の強度も落ちない」(松田監督)。
相手にボールを握られる時間帯が多かった広島戦から改善すべきは、やはりボールを握る時間帯を増やすことである。ブロックを形成し、粘り強く守りながらも、要所ではカウンターへのギアを一気に上げるのが攻撃の理想像。ただ、カウンター一辺倒だけでなくボールを落ち着かせる時間とのメリハリは夏場の戦いで不可欠になる。
そして、気をつけたいのは名古屋がカウンターに長けたチームであるということだ。
広島と同様の3バックを採用し、前線には強力な個を有している名古屋。最前線には元日本代表の永井が控えている上にシャドーには8得点でチーム得点王のマテウスがいる。
前節はマテウスの得点で1-0と磐田を振り切った名古屋だが再三決定機を作り出しているだけに注意が必要だ。
とりわけ勝利の鍵を握るのはガンバの右サイドの攻防。速さを持つ相馬を封じる上でも右サイドの連携は重要なポイントになるが、「後ろから僕もコーチングしてサイドハーフとサイドバックの関係性を楽にしてあげたい」(三浦)。
ガンバを率いた経験を持つ長谷川監督が率いる名古屋は、一時苦しい戦いが続いたものの現在10位。直近の4試合は2勝2分で調子を上げている。堅守を構築することに長けた長谷川監督だけに直近の3試合は無失点。
GKランゲラックはJリーグ屈指の守護神だけに、ガンバとしてもよりシュート精度へのこだわりが必要になるだろう。
「一つ勝つことで大きく順位は変わらないものの、気持ちの部分とか見えてくる景色も変わる。まず1つ目の勝利を取って流れを変えていきたい」(三浦)。
交代選手を含めた90分トータルの戦いで、松田体制の初勝利を掴みに行く。
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