打倒ブラジルの鍵はサーブ石川、リスク覚悟で挑戦―世界男子バレー - 時事通信ニュース

2022年08月27日16時39分

　【リュブリャナ時事】スロベニアとポーランドで開催されているバレーボール男子の世界選手権で、１次リーグＢ組の日本は２８日に強豪ブラジルと対戦する。７月のネーションズリーグ（ＮＬ）ではストレート負け。エースで主将の石川祐希（ミラノ）はチームで強化してきたサーブをポイントに挙げ、難敵撃破に闘志を燃やす。

日本、揺るがぬ自信で圧倒　主将の穴埋めた西田と高橋―世界男子バレー

　日本はストレート勝ちした２６日のカタール戦で、サービスエースは西田有志（ジェイテクト）の２本にとどまった。「次は調子が戻ってくると思うし、感覚は悪くない。サーブの試合になってくる」。キーマンとしての自覚を口にする。
　西田と同じくジャンプサーブが持ち味の石川は、７月に捻挫した左足首が万全ではなく、「試合に少しずつ出て調整している」。状態は上向きで、３セットに途中出場したカタール戦は力強いスパイクも打ち込んだ。「リスクを負って、もう少し良いサーブを打っていくことになる」と強気に攻めるつもりだ。
　前回大会２位のブラジルには、過去３０勝６８敗と大きく負け越している。山内晶大（パナソニック）と小野寺太志（ＪＴ広島）が武器にする無回転のフローターサーブも駆使し、勝機を見いだしたい。
　石川は東京五輪とＮＬで到達した８強より上へ視線を向ける。「その先にいくためにはブラジルや他のトップチームを倒さなければいけない。そこに挑戦したい」。強い覚悟をにじませた。

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