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再注目のPinterest 企業活用の鍵は「イミ消費」と「ディグる」 - 日経クロストレンド

2022年6月に、広告配信サービスが日本でも本格展開された「Pinterest(ピンタレスト)」。10年に米国で生まれた、画像・動画共有サービスだが、今改めて企業活用の機運が高まっており、Z世代の利用も進んでいるという。Pinterstの企業活用について、ソーシャルメディアマーケティング事業を展開するサイバー・バズのシニアマネージャーが解説。

存在感を増すPinterestの企業活用について、インフルエンサーを主軸としたソーシャルメディアマーケティング事業を展開するサイバー・バズのシニアマネージャー、佐藤成氏が解説する。佐藤氏は多様なSNS媒体の運用経験を持ち、Pinterestの広告運用の支援も手掛ける(写真提供/サイバー・バズ)

存在感を増すPinterestの企業活用について、インフルエンサーを主軸としたソーシャルメディアマーケティング事業を展開するサイバー・バズのシニアマネージャー、佐藤成氏が解説する。佐藤氏は多様なSNS媒体の運用経験を持ち、Pinterestの広告運用の支援も手掛ける(写真提供/サイバー・バズ)

 「Pinterest」は2010年に米国で誕生したアイデアを画像で検索するアプリです。21年から日本でも有名タレントを起用してテレビCMを打つようになり、Z世代を中心にユーザー数が増加中で、22年6月に日本でも「Pinterestアド」が開始されたことを皮切りに各社が広告の取り扱いを開始しております。そこで今回は改めて、Pinterestがなぜ今話題になっているのか、Pinterestの持つビジネス活用の可能性について解説していきます。

Pinterestは、画像・動画の共有サービス。アイデアをビジュアルで検索しやすく設計されているのが特徴(写真/Shutterstock)

Pinterestは、画像・動画の共有サービス。アイデアをビジュアルで検索しやすく設計されているのが特徴(写真/Shutterstock)

ピンタレスト・ジャパンが公開したテレビCM動画。アプリを開いた直後のホームフィードには、自分の検索履歴やピン(画像など)の傾向に基づく、おすすめのピンが掲載され、タップしていくと次々に新しいピンに出合える

 なぜ今、Pinterestに注目が集まっているのでしょうか。それは、既存のデジタルツールとの特性の違いが大きいと考えられます。

 そもそも多様な情報があふれ、デジタルツールも無数にある中、自分が潜在的に求めている情報を探し出すのが難しくなりつつあります。また、多くのユーザーが使っているInstagramやTikTokは、強力なレコメンド機能がありますが、Instagramの発見タブやTikTokのおすすめフィード欄で出てくるものは、似たようなコンテンツに偏る傾向が見受けられます。今自分の興味があるカテゴリーに近いものには出合えるものの、自分の“好きなもの”を創出する体験にはつながりにくいようにも思えます。

 一方のPinterestでは、キーワードで検索をすると、ヒットする様々な「ピン」(画像など)を提示してくれます。そしてそのピンをタップしたり保存したりすると、そこから連想されるイメージがさらに見つかり、さらにそのピンをタップすればさらにピンが表示され、さらに……と、どんどん求めているイメージに近づき、アイデアの解像度が高まっていくのが特徴です。

 例えば、「服が欲しい」と漠然と考えているものの、イメージが明確に定まっていないとき。「服 シンプル」などのように、最低限のキーワードで検索を始めてみます。次に、出てきたピンの中からイメージに近いもの、例えばコートの着こなしの画像(ピン)をタップすると、それに類似したコーディネートや服のピンがたくさん引っかかり、それを繰り返すことでイメージを鮮明にしていくことが可能です。

 つまりPinterestは、言語化・具現化できていないアイデアを、より明確化することが得意な媒体であるといえるでしょう。

Pinterestを理解するための2つのキーワード

 また、Pinterestは現在、特にZ世代の消費の特徴として表れている「イミ消費」と相性の良い媒体だと考えています。

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