「叡王戦は一歩リードしたというところですけれども、第3局、実は危なくて、途中はっきり挑戦者の菅井八段が有利で、藤井竜王大ピンチという局面があったわけですが、それを逆転勝ちして2勝1敗にしたというのが非常に大きいですね。」
Q:強さの秘密はどこにあるんでしょうか?
「叡王戦に関しても逆転した第3局に関しては、終盤で藤井竜王がはっきりピンチで”千日手”という引き分けを狙うような作戦をとるかと思ったんですが、それを選ばなかったんですね。不利なのにひたすら勝利に向かって進めているというのがあって、なかなかその場面で引き分け狙いではなく逆転勝ちを狙って指せる棋士というのは少ないので、その積極的な終盤の作戦が功を奏したという気はしましたね。」
Q:過密スケジュールになっていますが八冠の可能性はどうお考えでしょうか?
「いま行われている二つのタイトル戦、そしてやはり、まだ挑戦者になるためにあと3勝必要な王座戦というのが一番大きな難関かもしれませんね。」
Q:王座戦トーナメントが難関というのはどうしてでしょうか?
「王座戦はタイトル挑戦に向けて本戦に入っているところですから、ベスト8であと三回勝たないと挑戦者になれないわけで、1回たりとも負けが許されないわけですね。タイトル戦は最終的に4勝3敗、3勝2敗という感じで対戦相手より1勝上回っていればいいわけですが、挑戦するまではトーナメントの一番勝負を一回も負けられないということで、そういった意味で王座戦というのが最後の難関になる可能性は高いです。」
Q:スケジュールの忙しさは藤井さんには不利になりませんか?
「あくまで一般的なことを言えば、過密スケジュールというのは体力的な疲れだったり、次の対戦相手の研究が時間を割いてできないとかで、やや不利になることはありますが、今の藤井竜王を見ている感じでは全く不利さは感じないですね。どちらかというと対局が少ないほうが調子を落としてしまうことがあるくらいで、対局が多ければ多いいほど調子が上がっていくところがありますから、この過密スケジュールも全く苦にならないと思います。」
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