聞き手・加藤あず佐
米CNNの広告部門「CNNインターナショナル・コマーシャル」で、国際的な広告・コンテンツ販売などの事業を統括するエグゼクティブ・バイス・プレジデントのフィル・ネルソン氏が来日し、朝日新聞の取材に応じた。デジタル化(DX)の中で、苦境に立たされているメディアに求められる変化は何か、CNNはどのような戦略を掲げているのか聞いた。
――DXがメディア業界に与えた影響について、どのようにとらえていますか。
私たちは、DXを「問題」ではなく、「新たな機会」ととらえています。ニュースを提供するプラットフォームが多様化し、視聴者にとっては、ニュースにアクセスする選択肢が増えました。成功するためには、まず視聴者の「消費パターン」に目を向ける必要があると考えています。プラットフォームごとに、異なる消費パターンがあるのです。
――どのように異なるのでしょうか。
例えば、ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、CNNのテレビニュースの視聴者は大幅に増えました。こうした内容は、従来の生放送のニュース番組という形にマッチしています。一方、じっくりと読む政治関連の記事や、短いダイジェスト動画などは、オンラインの方がマッチしています。異なるプラットフォームに、消費者が求めている形でニュースを提供することが必要です。
CNNデジタル、月平均で約1億6500万人が訪問
――CNNの主な収入源は、広告販売、コンテンツ販売とライセンシング、商業配信収入と聞いています。オンラインではどのような戦略をとっていますか。
オンラインではサブスクリプ…
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