ゴールドマン・サックス・グループで企業の合併・買収(M&A)を手掛けるトップバンカーの1人は、過去1年半にわたるディールメーキングの不振を終わらせる鍵はプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社の活動の再活性化にあり、始動の兆候が見られると指摘した。
ゴールドマンのM&Aグローバル共同責任者スティファン・フェルドゴイズ氏は4日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「非公開企業化の数は実際、記録的な水準にある」とし、「レバレッジド・バイアウト(LBO)に関しては非常に活発だ」と語った。
フェルドゴイズ氏によれば、プライベートエクイティー投資会社は過去5年間のM&A活動全体の約35-38%を占めた。直近1年半は金利上昇や不透明な経済見通しを背景にバリュエーションが落ち込み、潜在的な売り手は市場を避け、M&Aも低調となってきたが、それにも変化が見受けられるという。
「プライベートエクイティー投資会社はリターン現実化に向けて一段の圧力にさらされている」とした上で、「この四半期になるか第2四半期もしくは第3四半期になるかは分からないが、プライベートエクイティー投資会社が極めて多くの売り手と買い手の間を取り持つようになるのは近づいていると楽観している」と話した。
ゴールドマンでは、エネルギーやヘルスケア、テクノロジーの各セクターが2024年のディールを主導すると見込んでいるとも、フェルドゴイズ氏は明らかにした。「対話のパイプラインは見てきた通り堅固だ」とする一方、「取引で合意に達するのが課題だ」と述べた。
ブルームバーグの集計データによると、ゴールドマンは23年のM&A助言業務で7年連続でシェア首位の座を守った。同社は同年に発表のあった235件、計6710億ドル(約97兆円)強相当のM&Aで助言を手掛けた。
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原題: Goldman’s Feldgoise Says M&A Comeback Hinges on Private Equity(抜粋)
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