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休校で放課後デイも朝から開業 障害のある子が利用 - 中日新聞

塗り絵をして午前中を過ごす利用者(左)=笠松町で

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 障害のある子どもたちが放課後や長期休みに通う県内の放課後等デイサービス(放課後デイ)も、二日朝から開業した。

 「一、二、三、四、五、六」。午前十時二十分、笠松町の放課後デイでは、ラジオ体操をする子ども十五人の元気な掛け声が響いた。男性職員(52)は「春休みが早まったと思っている子もいる」と話す。

 定員二十人のこの事業所には、知的障害か発達障害がある小学−高等部の十八、九人が通う。責任者の女性(61)は、休校要請を知った二月二十七日から、電話などで保護者の意向を確認。十五人が二日朝からの利用を希望したため、人員の確保に追われた。

 午前中は同じ事業所内で別の仕事をする職員、休みを返上した職員六人を確保した。迎えだけで一苦労だった。普段は学校に迎えに行くが、各家庭を回るため大幅に時間がかかり、開始時間の遅れを了承してもらった家庭もある。

 放課後デイのため、午前中はカリキュラムの用意もない。二日は、今までに使ったことがある塗り絵の題材も用いて急場をしのいだ。今後は学校と変わらぬ学びの場を提供できるように貼り絵や運動、ダンスなど人気のある内容で、児童生徒の気持ちを和ませるという。

 責任者の女性は「保護者の負担軽減のためにも午前から開くが、十五人もいたら学校の教室と同じ。何のための休校なのか。このままでは職員の休みを確保できず、働き方改革に合わない」とため息をついた。

◆春休み前日まで 特支校の臨時休校

 県は二日、県立特別支援学校二十一校の臨時休校期間を発表した。二十校が同日から休校し、下呂特別支援学校(下呂市)は三日から休校する。臨時休校は、いずれも春休み前日まで。

 下呂特別支援学校は同市の小中学校の休校が三日からのため、それに合わせた。同校では二日、各学級ごとにホームルームをした。駒田武彦教頭は「(市内の小中学校と)休みの日程を同じにした方が良いだろうと考えた」と話した。

 臨時休校を前に県が二月二十八日、特別支援学校に通う児童生徒の保護者に休校期間中の過ごし方を調査したところ、家庭で過ごすほかは福祉サービス、放課後等デイサービスを利用するなどし、学校に対応を求めた保護者はいなかった。今後、学校に預けることを希望する保護者が出れば、学校で見られるよう準備はしてあるという。

 (藤原啓嗣)

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