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球速なくても抑える投球術、鍵は自分のタイプを知ること 高嶋仁の目 - 朝日新聞デジタル

智弁和歌山・前監督

(14日、高校野球和歌山大会 慶風6―2田辺工)

 田辺工は昨春に少し指導をさせてもらったこともあり注目していましたが、「上を目指す意識を持った練習」が不足しているように感じました。「決勝に行く」などの目標を持って取り組む必要があります。

 先発した破戸飛龍君(2年)も自分がどのようなタイプなのか分かっていない。きちっとコースを狙い、変化球を低く集めれば抑えることができるのに、真ん中に投げ込んで、失点を重ねてしまいました。

 守りも大事なところでミスが出てしまった。遊撃手の山本悠翔(ゆうと)主将(3年)はバッティングは良かったですが、守備では持っているものを出せていませんでした。動きが遅いと思います。「動から動」が大切で打球に備えて足を動かしておくなど予備動作をすることが必要です。待って取ろうとすると動きは遅れます。

 一方、慶風はいいところがでました。打線はタイミングがしっかりと合っていて、森下祥悟君(3年)は自分のリズムで投球ができていました。早いテンポに田辺工の選手が自分のスイングをさせてもらえませんでした。終盤、足がつってしまいましたが、逆に力が抜けてミスがないよう変化球をきちっと投げ込んでいました。スピードがなくても抑えることができるいい例です。

 田辺工の破戸君は2年生。この試合の森下君の投球は参考になると思います。これからの成長を楽しみにしています。(智弁和歌山・前監督)

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